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皮膚科でも処方されるハイドロキノンの効果

2019年09月27日

普段から紫外線に気をつけているつもりでも、ついうっかりしていてシミができることもあります。
若いうちは新陳代謝が活発なので、知らず知らずのうちにシミのもとであるメラニンが排出されますが、年齢を重ねるに従ってシミは肌にとどまりやすくなって行きます。
そのようなシミができた時は、やはり皮膚科を受診することをお勧めします。

皮膚科では多くの場合、ハイドロキノンのクリームを処方してくれます。
またそれとは別に、内服薬が処方されることもあります。
このハイドロキノンという成分、多少美白に詳しい人なら、聞き覚えがあるかもしれません。
シミのもととなるメラニンの生成を抑制する効果がありますし、メラニン色素の生成に携わる、メラノサイトという細胞を減らす働きも持ち合わせています。

今は多くの美白成分が開発されていて、美白コスメなどに配合されていますが、ハイドロキノンはそういった成分の10倍から、場合によっては100倍もの効果があります。
このため、肌の漂白剤と呼ばれたりもします。
また日焼けのシミだけでなく、そばかすやニキビ跡、肝斑などにも大きな効果が発揮されます。

元々ハイドロキノンは、アメリカでシミの治療薬として使われていました。
その後日本でもシミの治療に用いられるようになりましたが、初めのうちは医療機関しか取り扱いができませんでした。
しかし2001年の薬事法の規制緩和に伴い、ハイドロキノン配合のコスメが市販されるようになりました。
このため、皮膚科に行かなくても気軽に入手できるようになったのです。

しかしハイドロキノンは効果が高い反面、コスメ中のハイドロキノンの濃度や使い方に注意する必要があります。
素人が予備知識のないまま使ってしまうと、逆効果になりかねません。
またハイドロキノンコスメにも様々な種類があり、どれを選ぶべきかで迷ってしまうこともあります。
メーカーによってはサンプルを出していますので、それを試してみてから決めるのもいいでしょう。

ハイドロキノンの効果的な使い方

ハイドロキノンを効果的に使うには、まず濃度をチェックしましょう。
ハイドロキノンが1パーセントから3パーセントの物が一般的です。
この濃度であれば、安全性が高く効果も期待できます。
4パーセント以上になると即効性は期待できますが、肌への刺激が強くなります。
そのため、必ずパッチテストをしてから使用するようにしましょう。

それから高濃度のハイドロキノンを長期間使っていると、白斑が出ることがあります。
これはハイドロキノンの性質そのものに原因があります。
メラノサイトを減少させ、メラニンの生成を抑制するわけですから、皮膚のメラニン色素を作る働きが失われてしまい、部分的に色が抜けて白斑となるのです。
この意味でも、効果が高そうという理由のみでコスメを選ぶのは、リスクが大きいといえます。

さらにハイドロキノン配合コスメを使っている間は、紫外線の影響を受けやすくなりますので、紫外線対策を徹底するようにしましょう。
また酸化しやすい成分ですので、1か月ほどで使い切るようにします。
酸化した物をそのまま使うと、悪影響が出ることがあります。

より効果的な使い方として、トレチノインと併用する方法もあります。
トレチノインというのはビタミンA誘導体で、ハイドロキノンと併用することにより、メラノサイトの抑制効果がより高くなります。
この場合は洗顔後、まず化粧水で保湿をした後に、気になる部分にトレチノインを塗ります。
本来の部分よりもやや小さめに塗るようにしましょう。
10分ほど時間を置いてから、今度はハイドロキノンを患部より大きめに塗り、こちらもよく乾燥させるようにします。

その後乳液やクリームで保湿を行います。
朝のお手入れの場合は、日焼け止めを必ず塗るようにします。
これを2週間ほど行っていけば、シミへの効果が手に取るようにわかります。
またこの両者が同時配合されているコスメもあり、こちらは1日1回で大丈夫です。